セントアンドルーズ オールドコースの1番ホールのティーグラウンド近くに、ゴルフの歴史のすべてが展示されている博物館がある。BRITISH GOLF MUSEUM(英国ゴルフ博物館)だ。
2018年7月、カーヌスティで開催された全英オープンの取材の際に訪問。ゴルファーなら一度は行きたい英国ゴルフ博物館の様子をレポートする。
解説のある写真はクリックで拡大できるようにしているので、解説の文章も読んで見て欲しい。興味深いことがたくさん書いてある。
目次
●ゴルフの起源といわれるゲームで使われた道具
●初期のクラブとボール
●大昔のゴルフ関連の書物
●1700年代のゴルフ
●全英オープン3勝の英国人、ヘンリィ・コトン
●ワインボトルとグラスを持つ男
●史上初のプロで不敗神話を残したアラン・ロバートソン
●GOLFING ARTISTS
●オリンピックでのゴルフ
●レディースゴルフ
●昔の工房
●オールド・トム・モリス
●全英オープンを制したクラブ
●様々なヘッド形状のクラブ
●ボビー・ジョーンズやジャック・ニクラウスなど著名選手の言葉
●ゴルフのルール
●英国ゴルフ博物館の入口付近
ゴルフの起源といわれるゲームで使われた道具
一枚目の写真には「Early Ball and Stick Games」と書かれている。今のクラブ、ボールとはかなり異なるが、このクラブの方が重心距離がないのでやさしいかも?
初期のクラブとボール
木製のシャフトのクラブやアイアンヘッド、さらには羽毛を詰めたフェザーボールやゴム状の物質であるガタ・ペルカから作ったガティボールなど。
英国ゴルフ博物館では、初期の道具の変遷がわかる展示が多い。
大昔のゴルフ関連の書物
出版社に勤めてたのでこういう展示は気になる
1700年代のゴルフ
1700年代のゴルフの様子を説明
全英オープン3勝の英国人、ヘンリィ・コトン
ワインボトルとグラスを持つ男
意味が分からなかったが目立っていたので撮影
史上初のプロで不敗神話を残したアラン・ロバートソン
英国ゴルフ博物館の中でも目立っていたのが、フェザーボールを制作中のアラン・ロバートソン(1815年〜1859年)の展示。
オールド・トム・モリスの師匠で、1858年に9月15日にセントアンドルーズのコースで史上初の80台を切る「79」を出した。当時としては快挙で、この記録は60年以上破られなかったそうだ。
GOLFING ARTISTS
貴重なものが数多く展示されている。
オリンピックでのゴルフ
1900年と1904年の2回にわたり開催され、2016年リオデジャネイロオリンピックより復帰したオリンピックでのゴルフ競技の関連資料
レディースゴルフ
女性ゴルフの資料を展示
昔の工房
クラブ造りの職人が働く作業場を再現
オールド・トム・モリス
1821年~1908年。1860年の第1回大会で準優勝、第2回大会で優勝を果たすなど全英オープンで活躍したプロゴルフファー。
若い頃はセントアンドルーズのアラン・ロバートソンの下でクラブとボールの職人として働いていた。ゴルフ場の設計家としても活躍。
全英オープンを制したクラブ
全英オープンを制した様々なクラブが展示
様々なヘッド形状のクラブ
昔のものとはいえ、クラブ好きにはとても興味深い展示
ボビー・ジョーンズやジャック・ニクラウスなど著名選手の言葉
ゴルファーの心にしみる数々の言葉
ゴルフのルール
ゴルフの基本的な原則は、球をあるがままにプレーすること
英国ゴルフ博物館の入口付近
入場料金など最新情報は公式サイト(https://www.britishgolfmuseum.co.uk/)でチェックしよう