今年の全英オープン(2018年7月19日~22日)はスコットランドのカーヌスティ。エジンバラ空港に夕方遅く到着予定だったので初日は空港近くに泊まって翌日カーヌスティに向かおうと思っていた。
ホテルを取るために宿泊サイトのbooking.comを見ていると、セントアンドルーズルーズのマクドナルドルサックスホテルが187ポンド。エジンバラ空港の近辺のホテルも結構高額で値段があまり変わらない。
「ルサックスホテルってオールドコースの18番グリーン近くのあのホテルだよな」と、オールドコースでの全英オープンのテレビ中継で映し出されるホテルの映像の記憶が蘇ってくる。
空港の近くのホテルで一泊した方が楽だが、思い切って到着したその足でレンタカーを飛ばしセントアンドルーズに向かうことにした。
目次
●何故かアムステルダムでは2回もパスポートコントロールを受ける
●HISを通じて文句を言っておいた効果?今回はレンタカーの追加料金はなし
●18時30分くらいに空港を出発。
この時間でも日本の15時〜16時くらいの明るさで快適ドライブ!
●プレーヤーだけでなく、観光客も自由に記念撮影
●まずはオールドコースホテルの「The Jigger Inn」でギネス
●2件目はマクドナルドルサックスホテルのバー
●早朝の5時前、早くも順番待ちをする人々が!
●夜も早朝もゴルファーがいるセントアンドルーズ
何故かアムステルダムでは2回もパスポートコントロールを受ける
経由地のアムステルダムでは乗り継ぎ時間が1時間25分しかなく大急ぎだった。
航空券を手配してもらったHISによると飛行機の遅延で乗り継ぎできなかった場合は次の飛行機に無料で振り替えてくれると言われていたが、おくれるとホテルの到着も大幅に遅くなるので絶対に遅れまいと急いで入国審査?(パスポートコントロール)に向かった。
「乗り継ぎまで時間がない方はショートコネクションレーンを利用してください」とキャビンアテンダントさんに教わったので、ショートコネクションレーンに向かおうとすると「お前はまだ時間があるから通常レーンだ」的なことを係員に言われ長い列に並ぶことに。
そして運が悪く、僕の列の前に並んでいた方が係員ともめておりなかなか進まない。
こういう時の1分は本当に長いんだよな〜。
そうこうしながらも列は進んでいき搭乗開始時間の10分前に無事通過できた。
これで一安心とおもってゲートに向かっているとなんともう1箇所パスポートコントロールの場所が。
「何故、2回もやるの?英国のEU離脱の影響?」などと考えていると比較的列は順調に進み、搭乗時間ギリギリに到着。予定どおりエジンバラに行けることになった。
HISを通じて文句を言っておいた効果?今回はレンタカーの追加料金はなし
エジンバラ空港に17時過ぎに到着。入国審査やレンタカーの手続きに向かった。
いつもHISのハーツレンタカーのパッケージプランを利用しているのだが、英国でも米国でも毎回なんだかんだと結構多額の追加料金を請求されていた。
そこで今回は事前にHISに追加料金がないかを確認(カーナビは現地で追加でしかつけられないが、グーグルマップの方が使いやすいので今回はカーナビも削除)をしていた。
すると現地では、「以前もご利用になっていますね」と最初確認され、いつもの「車をアップグレードしないか?」などとなんだかんだと追加の請求をされるのに、今回は特になかった。
いつも帰りにガソリンを入れるのにスタンドを探すなどで手間がかかるため、満タン返却不要のオプションだけつけた。
そしてラッキーなことに、一番安いグレードのはずなのに何故か車はメルセデスだった。
18時30分くらいに空港を出発。この時間でも日本の15時〜16時くらいの明るさで快適ドライブ!
18時30分にエジンバラ空港を出発。いや〜、ドライブは快適だった。
日本の感覚でいうと18時30分は夏でも暗くなりかける時間帯だが、こちらでは日本の15時〜16時。途中の景色も素晴らしく、スコットランドならでは田園風景を満喫した。
そして1時間20分ほどでセントアンドルーズに到着。本日宿泊予定の、憧れのマクドナルドルサックスホテルにチェックインした。
プレーヤーだけでなく、観光客も自由に記念撮影
荷物を部屋に入れた後は早速オールドコースのお散歩を開始。
20時を過ぎていましたが外は明るく、プレーヤーだけでなく観光客も大勢いた。
そしてプレーしている方々はもちろん、プレーをしていない観光客までもがプレーヤーの邪魔にならない範囲で18番ホールのスウィルカンブリッジで記念撮影を行っていた。
コース内にプレーヤー以外が入るなんて日本では考えられないが、セントアンドルーズではあたり前。そもそもコース内に公道があって、車や自転車にのった人々が自由に横切っている。
セントアンドルーズの常識ではプレーヤーではなくて一般の方が優先されるようだ。
まずはオールドコースホテルの「The Jigger Inn」でギネス
オールドコースに行ったら「The Jigger Inn」に行きなさいとよく言われるので、オススメにしたがって早速向かった。
予想よりも小さい店内。カウンターでギネスを注文し、オールドコースの17番沿いにあるテラス席でグイッと飲み干した。美味い!
21時30分くらいまでいたがまだまだ明るくプレーヤーが続々とやってくる。
ここには様々な国からのゴルファーが集まってきていて、皆さん本当に幸せそう。セントアンドルーズにいるだけで世界中のゴルファーを幸せにしてくれる。
2件目はマクドナルドルサックスホテルのバー
そして宿泊予定のルサックスホテルに戻った。筆者の部屋からは残念ながらコースは見えず。
そこで丁度オールドコース18番ホールグリーン近辺にあるバーに行き、メールの返信や出張中の業務の整理を行った。
22時30分くらいになっても外はまだ明るくプレーヤーも途切れない。そして、そのバーに集う人々は本当に楽しそう。日が長いセントアンドルーズの夏の夜は終わりなく続いた。
早朝の5時前、早くも順番待ちをする人々が!
全英オープンの取材に備えてぐっすり寝たかったが、時差ぼけで3時過ぎに起床。
原稿書きなどを行っていると4時くらいから鳥の鳴き声が聞こえてきた。
昨晩完全に暗くなった時は23時を過ぎていたが、早朝は4時くらいから明るくなってきた。
そこで早朝のセントアンドルーズを散歩。4時30分くらいということでほとんど人はいなかったが、15人くらい人が集まっているところがあった。
1番ティー横のスターター小屋だ。オールドコースは予約がなくても空き枠に入れてくれる制度があり、そのために並んでいる人たちだった。
夏といってもスコットランドの早朝は寒い。気温は10度くらいでみな暖かい格好をしている。中には寝袋に入っている猛者もいた。
みんなのゴルフダイジェストに、早朝より並んでオールドコースをラウンドした体験記が載っている。
並んでのラウンドにチャレンジしたい方は、是非参考にしてください。
「朝3時半から待つこと6時間。プロが憧れの「ゴルフの聖地」をプレーして気がついた、600年続くゴルフの本質」(みんなのゴルフダイジェスト)
夜も早朝もゴルファーがいるセントアンドルーズ
筆者は2回目のセントアンドルーズだったが、前回はオールドコースから数キロ離れたところに宿泊したので、夜や早朝のセントアンドルーズのコース周辺散策をしたのは初めてだった。
23時くらいになってもプレーをしている方々や、早朝の4時台から並んでいるゴルファーを見て、セントアンドルーズがいかに世界のゴルファーから愛されているかを改めて実感できた。
そしてオールドコースの横で飲むビールは格別の味。セントアンドルーズにくるならやはりオールドコースの近くのホテルがオススメだ。
更新情報
2019年1月30日更新