「ロイヤル・ポートラッシュ・ゴルフクラブ」で7月18日〜21日まで開催される全英オープン。正式名称は「The Open Championship」でイギリスではジ・オープン(The Open)というのが一般的な呼び方だ。
マスターズ、全米オープン、全米プロとともにゴルフの4大メジャーの1つでもあり、4大メジャーの中で最も歴史のある全英オープンを筆者は2017年と2018年に取材をしている。今回はあまり記事にはならないが、現地に行って初めて分かったことを書きたいと思う。
目次
●駅から徒歩圏のコースも!電車で観戦にくるギャラリーがとても多い!
●やっぱり、イギリス!ビールが飛ぶように売れていた!!
●ソファーでの巨大モニター観戦が超気持ち良さそう!
●ゴルフ好きには嬉しい、ドラビングレンジでのギャラリー向けサービス!アプリも充実
●日本と比べて家族連れが多い!
駅から徒歩圏のコースも!電車で観戦にくるギャラリーがとても多い!
筆者が取材をした2017年の「ロイヤルバークデールゴルフクラブ(イングランド)」と2018年の「カーヌスティゴルフリンクス(スコットランド)」には、ある共通点があった。それは“駅近”であることだ。
筆者の現地での移動手段はレンタカーだったが、1週間で20万人くらいのギャラリーが訪れるとも言われる全英オープンということで、渋滞を覚悟していた。ところが「ロイヤルバークデールゴルフクラブ」ではゴルフ場の近くで少し車の量が多くなる程度。プレス(取材記者・カメラマンなど)用駐車場が離れたところにあった「カーヌスティゴルフリンクス」では、まったく渋滞に巻き込まれなかった。
大きな理由の一つが、両コースともコースの目の前に駅があり、ギャラリーはもちろん関係者の多くが電車を利用していたことであろう。
ちなみにイギリスは鉄道発祥の地。現在も鉄道網は国内を幅広くカバーしており、日本と同様に海沿いを走る路線も多く、リンクスが海沿いにあることから“駅近”の全英開催コースが少なくないという結果になったようだ。
なお、今年の会場となる「ロイヤル・ポートラッシュ・ゴルフクラブ」は、徒歩圏に駅はないようだが、オフィシャルサイトによると最寄駅からバスの送迎があり、鉄道での来場を奨励している。
1週間で1年分を稼ぎ出す!?「全英」最寄りの無人駅11年ぶりの風景
(参考:GDOの2017年の記事)
やっぱり、イギリス!ビールが飛ぶように売れていた!!
テレビ観戦でも分かるようにコートが必要になるくらい寒くなることもあるが、青空が広がった時の快適さはえも言えぬ7月のリンクス。真夏のじめじめと暑い日本から来た身にとってはまさに天国だ。
そして晴天の会場で目立つのがビールを持ったギャラリー。さすが、パブの国イギリスは、日中でもビールが大人気だ。
また、食事のメニューもチェック。イギリス名物、フィッシュアンドチップス、サンドイッチ、スープなど様々なメニューがある。
ソファーでの巨大モニター観戦が超気持ち良さそう!
これも全英オープンの名物の一つ!ギャラリープラザに設置されているクッションだ。
でっかいクッションでくつろぎながら巨大モニターで観戦するのも全英オープンならでは楽しみのようだ。
ゴルフ好きには嬉しい、ドラビングレンジでのギャラリー向けサービス!アプリも充実
全英オープンのドライビングレンジでは弾道計測器により飛距離や球の高さなどが電光掲示板に表示される。タイガー・ウッズの打撃練習中は、多くのギャラリーが表示されるデータを食い入るようにみつめていた。
世界のトッププロを生で見られるだけでなく、その凄さをデータでも確認できるサービスだ。
また、公式アプリも非常に便利。特にありがたかったのが位置情報で、自分がどの方向を向けているかまで表示してくれるところ。筆者が方向音痴なのかもしれないが(笑)、たまに自分がどっち方向を向いているかがわからなくなることがある。
このアプリを持っていれば、向いている方向が一目両全なので大変役に立った。
日本と比べて家族連れが多い!
最後に書かせていただくのは、日本と比べて家族で観戦に来ているギャラリーが多いことだ。子供でも楽しめるイベントが豊富なだけでなく、広々としたギャラリープラザの存在も、家族観戦を後押ししているのだろう。